読書メーターを見ると、なんと68冊しか読んでなくて、一体何があったのかと見直してみたら4月が0でその前後も少なく、そういえばその時期は仕事で精神的にごたついていたのでした。こんなに少ないのならばまとめる必要あるのかなと思ったものの、年一のことですし、簡単に面白かった、印象に残った作品を上げていきたいと思います。
◆面白かった作品(新規)
この前読んだばかりなので記憶に明るいです。江戸から明治に移り変わり、武士の生まれから市民となり仕事を覚えるも退職し、お金だけはあるものでぶらぶらしてる青年・高遠が語り部として、弔堂という古本屋の妙に博識な謎の主人が客たちの悩みを解放する様を描いた作品。客たちがみんな有名人で楽しいです。
これはもっと昔に読んだ気がしてたんですが去年の1月に読んでました。主人公イレーナが奴隷扱いだったり冤罪だったりひたすらかわいそうな目にあいながらも力強く生きていく話。上司であり命を握られている相手であるヴァレクと主人公との関係が最高に爆萌え案件で私の心を鷲掴みにしました。敵対関係でありながら惹かれてしまう微妙な関係性が好きだったため関係が落ち着いた以降の巻を読めていないのが痛恨なのですが、いつか読みたいとは思っています。
不老不死の一族たちの今昔、悲哀とこれからの物語。たった一人で生きざるを得なかった不死の少女の悲惨な半生を描いた過去パートと現代を生きる不死の一族の境遇、不死の人らとふらっと関わることになる一般人たちを描いた連作短編集。不老不死もの大好きマンとしては欠かせない一冊になりました。
霊感が強くいつも怖い目にあっている響野家の末っ子・春希の怪談話。前半は怪談らしく何が何だかわからないままの怖い話が中心なのだが後半になると怖い現象に対抗するファンタジー的側面も少し出てきてそのバランスはとても良かった。
新規に入れたもののweb版既読だし、1巻分だけだと何とも言えないので入れるか迷いました。花街の化粧師であった主人公がスカウトされ王女候補の少女と出会い、王女と絆を深めながら国の中枢に関わっていくような話。なので、1巻は序章の中のプロローグレベルです。正直、書籍化するなら一般文芸に近い形で出ると思ってたのでラノベで出たのは意外でした。ジェットコースターのように浮き沈みが激しい物語なのでせめてスタート地点までは刊行してもらいたいです。
◆面白かった作品(継続シリーズもの)
シリーズものなので文章カット。 上記の中でも一番好きなのは断トツで『茉莉花官吏伝』です。人より物覚えが良いという性質を持つ女の子が官吏として様々な問題を解決しつつロマンスも絡みながら上に上がっていく話。私の物語の好きが詰まっています。西尾維新作品は一応全シリーズかじってはいるのですが継続して読み続けているのが掟上シリーズだけです。西尾作品のミステリー(まがいの)ものは大好きです。
そんなわけで10冊を上げたものの、もちろんこれ以外にも面白かった、心に響いた作品はたくさんあります。
森博嗣さんのエッセイが好きで、わりと読んでますがこれは前々からでこれからも読みます。後は伊坂幸太郎、小林泰三、恩田陸作品なども好きなのに大分積んでいたり。ラノベに関してはもはやほぼ少女小説のみになってますが、それでさえあまり新規発掘をしなくなっているのでちょっと読んでいきたいとは思ってます。
2019年は、ひたすら冊数が少なくて、2020年はせめて月10冊は読めるようにしたいです。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
今年も宜しくお願います。
以下読書メーター 感想書いてないのでリストだけです
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