空ゴト日和の庭

主に本とゲーム

2020年5月読了本まとめ

5月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:3226

出稼ぎ令嬢の婚約騒動2 次期公爵様は婚約者と愛し合いたくて必死です。 (一迅社文庫アイリス)出稼ぎ令嬢の婚約騒動2 次期公爵様は婚約者と愛し合いたくて必死です。 (一迅社文庫アイリス)
読了日:05月31日 著者:黒湖クロコ
落下世界 上 (創元SF文庫)落下世界 上 (創元SF文庫)
読了日:05月29日 著者:ウィル・マッキントッシュ
かくりよ神獣紀 異世界で、神様のお医者さんはじめます。 (角川ビーンズ文庫)かくりよ神獣紀 異世界で、神様のお医者さんはじめます。 (角川ビーンズ文庫)
読了日:05月23日 著者:糸森 環
天命の巫女は紫雲に輝く 彩蓮景国記 (角川文庫)天命の巫女は紫雲に輝く 彩蓮景国記 (角川文庫)
読了日:05月22日 著者:朝田小夏
わたしの幸せな結婚 二 (富士見L文庫)わたしの幸せな結婚 二 (富士見L文庫)
読了日:05月21日 著者:顎木 あくみ
出稼ぎ令嬢の婚約騒動 次期公爵様は婚約者に愛されたくて必死です。 (一迅社文庫アイリス)出稼ぎ令嬢の婚約騒動 次期公爵様は婚約者に愛されたくて必死です。 (一迅社文庫アイリス)
読了日:05月19日 著者:黒湖 クロコ
オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫)オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫)
読了日:05月17日 著者:辻村 深月
仮初め寵妃のプライド 皇宮に咲く花は未来を希う (メゾン文庫)仮初め寵妃のプライド 皇宮に咲く花は未来を希う (メゾン文庫)
読了日:05月10日 著者:タイガーアイ
国王陛下の新人スパイ (創元推理文庫)国王陛下の新人スパイ (創元推理文庫)
読了日:05月08日 著者:スーザン・イーリア・マクニール
わたしの幸せな結婚 (富士見L文庫)わたしの幸せな結婚 (富士見L文庫)
読了日:05月04日 著者:顎木 あくみ

読書メーター

 

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6/2 読了本『落下世界』ウィル・マッキントッシュ

 

落下世界 上 (創元SF文庫)

落下世界 上 (創元SF文庫)

 

上下巻読了。目覚めたら、そこは空中に浮かぶ小島。まわりには記憶を失った人々で溢れていた。主人公は、自分の血で書かれたと思しき謎の地図を頼りにこの世界の秘密を探っていくことに。

導入部の掴みが完璧。なぜ皆の記憶が何もないのか、なぜ島が空中に浮いているのか、そのファンタジックな世界観から序盤はこれからどうなるのかとわくわく感が半端なかった。しかし、この空中パートとは別に、地上の科学者パートが平行して語られ、こちらは逆に愛憎と悲劇の連鎖でどう考えても世界崩壊の結果が待っているわけで、謎を知りたい以上に読むのがしんどかった。理由はともかく世界崩壊しちゃうんでしょ、という。そんな悲劇を知らず、空中パートの主人公は、自分が持っていた写真の人物や世界の謎を探るために島から島へと移動していく。そこは本当にゲームっぽいなぁと思っていたら、作者はヤングアダルト系作品を多く出しているらしく、何と、アニメ化作品もあったりするらしい。どうせならそっち方向の少年少女の冒険譚が読みたかったかもとちょっと思いました。この"ヤングアダルト"って日本でいうラノベにあたるんですかね。その線引きが良くわからない上に、それを"売り"としているレーベルがあるわけでなく、売り方も難しいですね。

そんなわけで、本作はSFといえばSFなのだけれど、どちらかといえば展開重視の話運びになっているのでファンタジーさを強く感じました。謎を追求していく過程で、少しずつパズルのピースが嵌っていくのは楽しくはあったけれど、そこまでが楽しかった。後半になると、科学者パートが寧ろメインになってきてひたすら暗い展開が続き、絶望しかない。まさに、何も知らないことが幸せだった。もう少し、空中パートの主人公の方をメインにしても良かったのではと、個人的には思いました。

決して悪くはなかったし、別の作品があるなら読んでみたいとも思ったんだけど、未翻訳なんですよね。残念。

 

5/23 読了本『かくりよ神獣紀 』糸森環

 

 面白かった。糸森作品にしては、そこまで厳しくない環境ではないでしょうか。
生きること自体に命の危険があるわけでなく、命の危険のある選択を強いられるわけでなく、イケメン二人に守られて、取りあえずは自分の居場所を持ち、これからの行動の自由がある。もちろんこれから何らかの試練はあるかもしれないけれど、今のところは安全地にいて、少し、ニコニコして主人公を見守っていられます。
そして、ヒーロー役の彼との関係も最高に良いですね。現れた時はいきなり殺そうとしたのに、何らかの理由で殺せないと知ったら、自分の命はおまえだと、主人公に隷属しなぜか付いて来ることになる。理由がわからないことに不気味さを感じるものの、一緒にいるうちに少しずつ信頼感も芽生えるも、だからこそ初めて出会った時の殺意の理由を隠してることに不信感もぬぐいきれないという、その微妙な関係性が最高ですね。
ところで私は、将来くっつくことが確定的だけど、現在は全くの恋愛未満な男女の関係が大好きなんですけど、そこも私の好みにぴったりですね。
まあくっつくことが確定的というのは私の予想兼妄想なので恋愛未満がそのまま最終回まで恋愛未満だったりしてスカを引くこともあるんですが、何というか、妄想の余地がある部分に最高にエモさを感じるのです。(ちなみに糸森作品で一番好きなのは「She&sea」です)

これから先は各地を廻る旅をすることになるのかな。
この希望に満ちたワクワク感を次に感じるというのも糸森作品にしては珍しい。とてもいいと思います。
次回でいきなりどん底に落とされたらどうしようと思いつつも次が楽しみです。

 

5/17 読了本『オーダーメイド殺人クラブ』辻村深月

 

オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫)

オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫)

  • 作者:辻村 深月
  • 発売日: 2015/05/20
  • メディア: 文庫
 

 思ってたのと大分違いました。

辻村さんの作品は短編は好きでわりと読んでたものの、長編は何か合わない気がして避けてたんですが、この、学校+殺人というワードに惹かれて読んでしまったものの、やっぱりちょっと、個人的には微妙だったなと。読みやすくもあったんだけど、話の展開や最後のオチなどが、個人的には納得できなく、作者との価値観の違いなのか、そういう風な作りに敢えてしてるのか、とにかく気持ちの悪い感じがしました。

一番以外だったのが、殺人が起こらないということですね。学校や世間に息苦しさを感じている主人公が、ある時、動物を殺している同級生を見つけて自分を殺してくれと依頼する。自分が死んで大人たちや世間をあっと言わせたいと、そこから彼と彼女の秘密の関係が始まる。その間にも先生からの理不尽な扱い、友達同士の微妙な確執からイジメに発生したりと苦しい時間があってもいつか殺してもらえるという希望を持つことで耐えられた。そんな心理描写がメインで”殺人”が起こるわけではなく、結局のところ青春時代の一時の黒歴史、みたいな扱いになってしまったのが個人的には残念でした。

ぶっちゃけいうと、私は学生時代に憧れを抱いているので、あの特殊な空間での、特殊な時代を、人生における重要なファクターであってほしいという想いがあって、大人になってあんなこともあったよねみたいな、そんな風に片づけるのか、それで片づけられる程度なのかなと、振り返って主人公たちが何事もなく暮らしている事実に怒りを覚えてしまったのかもしれない。

最後の最後、結果が違えば、この作品の意味も大分変ってたでしょう。解説では"優しい"と表現されていたけど、多分、私は優しくない残酷な結果を望んでいたのでしょう。

 

 

5/7 読了本『わたしの幸せな結婚』顎木 あくみ

 

わたしの幸せな結婚 (富士見L文庫)

わたしの幸せな結婚 (富士見L文庫)

 

 面白かった。まさに求めていた王道さがここにある。
一言で言うと、虐げられていた女の子が政略結婚で嫁いだ先で幸せになるという王道的なシンデレラストーリー。
そんな作品を求めて手に取った人は間違いなく満足できるかと思います。

儚げな美少女と、冷たい美貌を持つ軍人という、表紙の美しいイラストがまさに作品のイメージそのままで、正直、ここまで色鮮やかなものは他に見ないと思うのですがどうでしょう。個人的にはしばらく飾っておきたいくらです。

内容の話に戻ると、主人公の女の子は本当にスタンダードな大人しげな性格で、主人公が嫁ぐことになる冷酷無比と噂される軍人さんも、そこまで突飛というわけでもなく(個人的にはもっと冷たくあって欲しかった)、常識の範囲内で、落ち着いたカップルという感じです。

作品の他の特徴といえば、ヒーローである軍人さんが当代最強の異能の力の持ち主という設定と主人公自身にも何か秘密がありそうというところですが、今のところその能力は主人公を虐めていた家をぶっ潰すくらいにしか使われていないので、これから何らかの大きな話になっていくのかならないのか。個人的にはちらちら出ていた軍人サイドな話も気になるのですが、これからどういう方向に話が展開していくのか楽しみにしてきたいと思います。

 

5/6 GWは一瞬で過ぎる

 たかが5連休。されど5連休。

GW前は、あれもするしこれもするぞーと息巻いていたのに、始まってしまえばソシャゲしてゲーム実況見て、ソシャゲしての繰り返しだけでほぼ終わりました。

現在プレイしてるアプリはFGOとテイルズオブザレイズだけなのですが、最近のものはやろうと思えばずっととやれてしまうので時間があればあるほど止めどころがなく、しかも、このタイミングでゲーム実況に再ハマりしてしまったのが痛い。元々好きなんですが、ゲーム実況こそ一度見てしまえば止めどころがなく、ただひらすら時間を浪費するという闇に陥ってしまいました。

本はというと、まあ家にいたらどうせ読めないだろうな思ってはいたものの、ちょっと話題になっていた『わたしの幸せの結婚』がまさかの近所のスーパーの本コーナーにおいてあって気になって即買って読みました。近所のスーパーありがとう。面白かったです。でも続きはないので続きが気になります。

アニメに関してもちらちら見てはいるのですが、もはやどれが通常放映されていて何が延期になっているのかわからない状況ですね。噂によると本好きと、はめふらは全品納入済みであるとか。アニメは個人的なダメージというより制作関係者の方が心配でなりません。今は全国のエンタメ業界が止まっている状況なのだろうけど、エンタメを享受する側にとっては不要不急かもしれなくても、与える側にとっては生きるための仕事でありそれは不要のものではないのではと言いたくなります。例の自粛しないで問題になったアレな話題の時とか店主ばかりに非難が集まり店に来た客を非難する声が少なかったことに疑問しかなかった。一体どちらの方がより不要の行動をしているのか。

まあそんなわけで、ほぼ何事もなく過ぎ去ったGWでした。

明日から通常出勤です。宣言延長といえど、ことによると他の店舗も制限付きではあるものの再開するような気配があるので、何となく上向きの雰囲気はあります。

 

2020年4月読了本まとめ

4月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:3352

薬屋のひとりごと9 (ヒーロー文庫)薬屋のひとりごと9 (ヒーロー文庫)
読了日:04月30日 著者:日向 夏
愛と髑髏と (角川文庫)愛と髑髏と (角川文庫)
読了日:04月24日 著者:皆川 博子
王妃ベルタの肖像 (富士見L文庫)王妃ベルタの肖像 (富士見L文庫)
読了日:04月21日 著者:西野 向日葵
鹿の王 2 (角川文庫)鹿の王 2 (角川文庫)
読了日:04月17日 著者:上橋 菜穂子
鹿の王 1 (角川文庫)鹿の王 1 (角川文庫)
読了日:04月15日 著者:上橋 菜穂子
掟上今日子の設計図掟上今日子の設計図
読了日:04月10日 著者:西尾 維新
真贋事件簿-京都寺町三条のホームズ(2) (双葉文庫)真贋事件簿-京都寺町三条のホームズ(2) (双葉文庫)
読了日:04月07日 著者:望月 麻衣
後宮妃の管理人 ~寵臣夫婦は試される~ (富士見L文庫)後宮妃の管理人 ~寵臣夫婦は試される~ (富士見L文庫)
読了日:04月06日 著者:しきみ 彰
心霊探偵八雲 ANOTHER FILES 沈黙の予言 (角川文庫)心霊探偵八雲 ANOTHER FILES 沈黙の予言 (角川文庫)
読了日:04月03日 著者:神永 学
エリザベス王女の家庭教師 (創元推理文庫)エリザベス王女の家庭教師 (創元推理文庫)
読了日:04月01日 著者:スーザン・イーリア・マクニール

読書メーター

 

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