空ゴト日和の庭

主に本とゲーム

12/12 読了本『超鈍感モブにヒロインが攻略されて、乙女ゲームが始まりません』かずは

 

 面白かった。とても面白かったんだけど、正直、あらすじ見た時はちょっと微妙かなと買うのを躊躇してしまったのであらすじで損しているのではと思ってしまいました。というか、あらすじの内容が1巻ではなくて完全に2巻の内容ですね。

あらすじでは、乙女ゲームに転生しまった系のヒロインが攻略対象ではなくモブ男子のことを好きになった、という書かれかただったけど、1巻では、そのヒロインちゃんがモブ男子こと本作の主人公(男)に恋する前の話です。

主人公は前世で妹がやってた乙女ゲームの攻略対象の幼なじみとして転生してしまったモブ男子くん、なんだけど、わりとこの主人公(男)くんがくせ者で天然でやり手で、本来ならヒロインちゃんが解決するようなトラブルに首突っ込んでは解決してしまって、意図せず男に懐かれる、みたいな話になってます。
視点が男なので、男向きか女向きかで悩んだのだけど(これって重要だと思うけど売り手としては曖昧にしたかったのか)男子同士のいちゃいちゃがあるので個人的には女向きカナと。そしてヒロインちゃんは初めは自分の邪魔をするモブ男くんに微妙な感情を向けていたものの、途中からお人よしの主人公のことが好きになっていって、、、とそこで1巻のラストでした。次からヒロインちゃんが頑張る話なのかもしれないが、今巻でいうなら、わりとチート性能持ってる主人公(男)が攻略対象キャラたちの悩みやトラブルを解決していく、というお話でした。面白かったです。
ただ、今回に関しては、男をがんがん落としていくその過程こそがが面白かったわけで、これが恋愛メインになってしまっては、どうなっていくのかなと不安もあります。鈍感主人公にアタックするヒロインちゃん、なんて部分だけ抜き出すとあまりに面白みがなくて。ただ、続きが気になるのも確かで、しかし、それは恋愛部分ではなく、私の興味に関しては、主人公くんが男の子たちとまたどんな絡みをするのかという部分だったりするので、小説の方向性と違うかもしれないね。でも続きは気になるので2巻が出たら読んでみようとは思っています。