空ゴト日和の庭

主に本とゲーム

2021年上半期の覚書

毎回年間まとめを考える時期になると、一年前のことをすっかり忘れ過ぎているので、覚えてるうちに書かなくてはと思ってる間に、もう8月です。

<読書編>

・「航路」コニー・ウィリス

人工的に臨死体験を経験させて、その夢のような世界の中で、そこが何なのか探索して解き明かそうとする科学者の話。近未来SFかと思えば、まさかの現代の話で、現実パートと臨死体験の世界とを交互に行き来して進んでいく。今年読んだ本の中ではベストップ。自分は荻原規子さんがおススメしていたので気になって読んでみたのだけど、どうやら元々超有名作品らしい。

・「二宮ナズナ花嵐な事件簿」望月麻衣

京都寺町三条のホームズシリーズを書いてる人の初期作品のリメイクらしいけど、個人的にはこちらの方がアクティブにキャラキャラしてて好きだった。シリーズ化して欲しいな。

・「シーラという子~虐待されたある少女の物語」トリイ・ヘイデン

虐待とか、弱い者いじめをする加害者に対して私は一切の情がわかない人なのだけど、この筆者が、加害者の方にさえ心を砕こうとしているのが印象的で、そこはとても気持ちが悪かった。ただ、被害者を救うためには加害者のことを知る必要があるというのは事実だし、これくらいの心持ちがないとこういう仕事には携われないんだろうなと心がどろどろになった作品。

・柴田よしき作品に手をつけた

「神の狩人」「猫探偵正太郎シリーズ」など、元々古本屋で、たまたま見つけて手にとった作品が面白くて、もっと読もうと思ったものの古い作品は中々見つからない。新しい作品を読めという声も聞こえるが、何となく、古い方から読みたい人なんだ。

・継続シリーズもの

薬屋のひとりごと」「茉莉花官吏伝」「お狐様の異類婚姻譚」自分が今継続して買い続けてるラノベってこれくらいかなと。いや、「ようこそ実力至上主義の教室へ」も読んでるけど、こちらはまた冊数貯まったら読みますね。切りが良くないと心が持ってかれるので。ある程度たまったら読もうかなと思うことが増えたような気もします。「金星特急」続編も今それですね。

 

<漫画編>

ワールドトリガー

2021年、個人的にワートリの年でした。元から好きだったけど、アニメ2期見てから再加熱して、漫画で続きを読んで23巻の新事実を知って転がりまくりました。物語における、"謎"ってわからな過ぎてもダメで、ある程度ピースを与えられて、嘘でもいいから自分で推測できるレベルの何かがあって初めて”面白い謎”として認知させられるのだと思う。そういう意味で、今まで(~22巻)のワートリって、そういう謎に蓋をさせられた状態で(それでも面白かったけど)、それが23巻で一気に世界が広がったんですよ。いろんなものがしっくりきた。そして、今、本誌が最強に面白い。ありがとうワールドトリガー

 

7月に入ってから、アニメ「東京リベンジャーズ」にはまって漫画全巻買ったり、FGOが新章配信しだして現在絶賛はまってたりするけどそこは下半期に入るのでいいでしょうと思いつつも、ここにはメモっておきます。