■特に面白かった本
「無気力探偵」楠谷佑
オーソドックスな高校生探偵もの。学園系といえば、人が死なない事件ものを思い浮かべるが、こちらは、しっかり殺人事件に遭遇して解決するタイプの作品です。基本的には、偶然出会った事件を解決する話ではあるが、警察関係者にも因縁がありつつなので、その関係もちょうど良かった。MPエンタテイメントの半額キャンペーンで買ったものだったが掘り出し物でした。2巻も読みます。
「星空都市リンネの旅路」蒼月海里
崩壊した惑星の地に降り立ち、人の住める場所を探すため旅をする二人組の話。近未来的な科学力を持った惑星出身者が、未開の地、独特の文化を形成してる土地を旅する話ではあるが、神々という謎の存在もあり、ファンタジー感もあって面白かった。もっと色んな村々を見てみたい気もするので、続きがあれば読みたい。
「バチカン奇跡調査官 法王の魔導書」藤木稟
バチカンシリーズとしては27冊目。もはやとんでもない長期シリーズになった作品。今回は短編なので、ローレン、フィオナとコンビを組んでのアメデオの事件捜査の話、アルバーノの裏稼業?の話、表題作の悪魔憑きによる奇怪な事件が起こる島へ、バチカンのエクソシストチームが乗り込む話の3本。個人的には、アメデオ視点の事件捜査が、とても真っ当な事件もので、ローレンという天才チームとポンコツのアメデオというでこぼこコンビが楽しい。これからもずっと続いて欲しいシリーズです。
「天空の矢はどこへ?」森博嗣
Wシリーズ9冊目。めちゃくちゃゆっくり読んでるこのシリーズだけど、毎回面白い。今回は、ウォーカロンの開発施設エリア一体が武装集団に占拠されたと報告があったきり一切の連絡が取れなくなったという話。AIや人工知能の暴走というのは、本当に暴走なのか、成長したAIがより人間に近しくなってしまったことで、完璧なものから欠陥を供えた人間らしくなるというのはとても皮肉で面白い。まだ、読んでないものも多いけど、今の世情のことを森さんがどう感じているのか知りたい。
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上記以外だと、栗原ちひろさんの「ラナーク王葬記」もとても良かった。個人的には、光属性が強すぎる女の子エルセリアの存在が気になってしまって、彼女がこのまま光に向かって突き進むのか、主人公たちとの今後の絡みが楽しみだったりする。まだ竜の背景など、わかってない部分も多くあるので、ぜひ続編が欲しい。
今月は、特段インパクトのある作品に出会った印象はないが、MPエンタテイメントの紙本半額セールがあまりに衝撃的だったので、もし今後あったら絶対見逃したくない。
以下、読書メーターです。
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