■面白かった本
今月読んだ冊数は7冊。
「作家刑事毒島の暴言」中山七里
シリーズ第四弾。今回も面白かった。今月MVPはこれかな。
なろう系ネット投稿の闇だとか、webからの書籍化決定の作家デビュー問題や実売印税についての出版社事情やら、ネット投稿者に仕事を奪われる書評家の話など、今をときめく?最新の話題が満載でめちゃくちゃ面白かった。そこを切り込むいつもの毒島の態度が爽快。この毒島がどんな本を書いてるのかちょっと見てみたい気もする。
「化物園」恒川光太郎
思った以上に”人”の話であり、ホラーというより事件、もしくはそこを飛び越えて、ファンタジーな話であった。ある特殊な”化物”が関わったエピソードの短編集。個人的には、『音楽の子供たち』という閉じられた世界で育てられた子供たちの話がすご良かった。それまでの話は、人の闇を表面化したエビソードが多かったのに、最後だけ、毛色の違うファンタジーで美しく感じた。こういうのが好きなんだよ。
「帝室宮殿の見習い女官③」小田菜摘
大体明治から大正くらいの時代観を持ち出しているものの、今回、わりと現実世界ではない異世界観を強く感じたかもしれない。そりゃそうなんだけど、平安とは違って、この時代を背景にするとなると、どうしても戦争の話がちらつき、戦争があるとなると現実感が増し、ないとなると途端に戦争をしなかった明治時代という、完全なファンタジー感が増してしまうという難しい年代な気がする。でも、この今とは違う、日本と似た世界の中で、主人公たちがどういう生き方を選ぶのか、楽しみに読んでいきたい。
◆
今回も全然読めてないのは、先月に続いて、幻水スターリープにがっつり嵌ってたせいです。いつだって本が読めないのは、大体、ソシャゲのせい。本を読む時間にソシャゲをしてしまうせい。誰も悪くない。幻水が面白いせいです。
映画は、「八つ墓村」を観てきたけど、原作ファンとしてはとても残念でした。綾辻さんの館シリーズがそのまま映像化するなど、今や原作は原作通りに映像化してくれるという流れがあり、もしかするとと期待した心を粉々に砕かされました。以上です。
以下、読書メーターです。
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