空ゴト日和の庭

主に本とゲーム

9/19 読了本『現代詩人探偵』紅玉いづき

 

現代詩人探偵 (創元推理文庫)

現代詩人探偵 (創元推理文庫)

 

 探偵ものかと思ったら全然探偵ものじゃなかった。

詩を書いてる25歳の青年が主人公。過去の詩人たちの集まりで知り合った人の半分が死んでいると知り、衝撃を受け、なぜ死んだのかと、その原因を探そうとする物語。

主人公の心象がやけに死に溢れていて、死を美化しているというか、とにかく厭世的な雰囲気が漂いすぎて、ぶっちゃけると気持ち悪い何かちぐはぐな感じがしたのだけど、最後の最後でそういうことかと腑に落ちた。

死んだ理由を知るために遺族を訪ねることになる主人公なのだけど、それによって、死んだ人たちの隠れた真実が明るみになるだとかそういうことよりも、残された人達が何を思っているのかそちらの方に重点を置かれていたような気がします。終わってみればそれも理由がわかるのだけど、それまではやはり、どうにも気持ち悪い感じがして、主人公が何をしたいのかさっぱりわからず、もやもやしながら読んでました。

全くミステリーではないのだけど、主人公にかけられたちょっとした仕掛けを読者が知る過程はそこだけミステリーぽくはありました。

 

 

9/18 ドラクエ9、クリアしました。

クリアしました。ラスボスというより、その一歩手前のギュメイ将軍にめちゃくちゃ手こずりまくりました。
魔人切りで一気に230ダメージぐらい与えられてしまうので、1ターン目で一人消え、2ターン目で二人消え、実質アタッカーは戦士一人だけというパーティだったので、しかも今ドラクエザオリクがないせいで(あるけど今の段階では使えないのでないも同然)ザオラルでは全く追いつかず。結局、主人公・旅芸人をパラディンに転職させ、レベルを上げてスクルトを覚えさせて何とか倒しました。最終メンバーはパラディン、戦士、魔法使い、僧侶、レベルはパラディンだけ26でそれ以外は45~49。ギュメイを倒した後のラスボスは、3段階くらい変身した気がするけど、何というかそれまでの苦労を考えたらえらくあっさりと倒せました。一息に即死、という攻撃がなかったせいかもしれません。このドラクエ9は、ラスボスを倒した後でも冒険を続けられるというか、色々おまけ要素があるというそういう部分が売りだったりもしたみたいだけど、とりあえず、私はクリアしたので一旦終わりです。錬金はわりとやりましたが、宝の地図は全く触れてませんし、すれ違い通信的なやつも一切やってないのでもしかしたらその点難易度的にはかなり違ったのかもしれません。

とにかく、これでやっと噂のドラクエ11をやることができます。買ってもないのでまだ先になりますが。その前にペルソナ4です。さらにその前に多分別のノベルゲーをやると思うんですけど。私は未開封ゲームの箱を本気でどうにかしなくてはいけないのです。そのわりに欲しいゲームがあったら新しく買ってしまったりもするので、箱の中身は全然減りません。

 

9/16 映画「かぐや様は告らせたい」を観てきました。

映画『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』公式サイト

面白かったというより楽しかったです。

2.5次元舞台を映画にしたような雰囲気で、原作のあのノリが好きな人は楽しめるんじゃないでしょうか。個人的にメタ演出に関してはわりとうざいと思ってしまいましたが。原作部分に関しては再現率が高くて、藤原書記なんて本人が演じてるのかと思ったくらいです(違います)。最近は、こういうコスプレ的舞台風映画化みたいなもの多いですよね。一昔前だと(今でもあるが)漫画の実写化といえば、キャラの名前や設定だけそのままに現代的な姿に変えてアレンジする形態が多かったように思えます。幅広く知らない人にも見てもらうというよりは原作ファン向けに作るよう変わってきたように思えます。こういうのは原作知らず見る人はいるのでしょうか。私の場合、少女漫画系統ではありませんが、「ザ・ファブル」や「カイジ」なんかの青年漫画系は原作知らないで観ましたねー。面白かったです。

 

来週から何気に観たい映画が増えます。「アイネクライネ~」は原作読んでから観たいんですが、読んでないけど何か原作と内容違うっぽくないですか。「蜜蜂と遠雷」も原作読んでから観たいんですが、読めなかったら映画の方も多分スルーすると思うのではよ読みたいとは思っています。「ハローワールド」は原作読まないけど観に行きます。野崎まどは一冊だけ読んで文章苦手だと思ってしまって、もしかしたら別のを読めばそうでもないかもしれないけど、内容は面白そうなので映画は観ます。

 

9/15 読了本『今昔百鬼拾遺 鬼』京極夏彦

 

今昔百鬼拾遺 鬼 (講談社タイガ)

今昔百鬼拾遺 鬼 (講談社タイガ)

 

美由紀ちゃんと敦子の事件シリーズ。先に河童を読んでしまったのだけど本来こちらが先に発売された第一弾。 

美由紀の友達が"昭和の辻斬り"と言われる通り魔に殺されて、犯人も逮捕されたのだけど、それになぜかしっくり来ない。本当は兄(京極堂)の方に連絡しようとしたが、何やらの事件に巻き込まれているらしく(その事件はいつ読めるんですかね)連絡がつかなかった為、敦子に話しを聞いてもらうことに。

事件の概要自体、聞いた瞬間これはアレでこっちが犯人なのではと瞬間的に思ったんですけど、普通ですよね。その為、読んでる最中は答え合わせと、どういう経緯で確実な証拠というか証言に辿りつくか、もしくは"動機"の方は全くわからなかったのでそちらがどうなるかと考えながら読んでました。一応の理論付けはできたものの、何となく曖昧で、起こった出来事自体は単純なのだけど、動機面があやふやで、これは本来説明してくれるはずの京極堂がいないせいなのかなと思ったりもしました。

そんなわけで、事件関連に関しては何となくそうなんだろうなと思いながら読んでいたので、頭に入ってきたのはその時代の背景です。このシリーズはどうも昭和の29年という、戦後でありながら終戦後という微妙な時期を繊細に描いている気がしていて読んでて楽しいです。そして前の巻(河童)でも思ったのだけど、現代との違いが最も出るのが"電話"の存在ですね。それ以外は敦子が現代的な考えを持っているせいもあるけどそのまま現代の話でも通じそうなところで電話の存在ではっとなってしまいます。まあ携帯電話に関してはこんな昔じゃなく20年ほど前ですらそこまで普及していなかったんですけど。

そんなわけで、個人的には『河童』の方が面白かったかな。第三弾の『天狗』も読みたいと思います。

 

9/14 最近、日記を書いてます。

本当はブログなんかで書けたら良かったのですが、自分のスマホにこっそりと。

見られることを前提にしたら気軽に書けずついつい身構えてしまう。しかし、日記というか記録は書きたいみたいな思いがあって、迷ったあげく、取りあえずスマホのメモ帳に延々と書くという謎の行動にになってしまいました。

そのメモ帳を改めて見ても、ゲーム、本、将棋、のことしかなくて、それでも大体、あぁそういえばそんな一週間だったなと思い返すことができます。

そんなわけでメモ帳を見ながら最近の近況を。

ドラクエ9をやってます

もうすぐクリアします。これは11が話題になった時、そういえば9が家に未開封であったなと思い出し、取りあえずこれをクリアしようと、ちまちまやりながら、間に別のゲームをやったりして、最近またやる気になってブースとかけたところです。システムがⅢみたいに自分でパーティ組まなきゃいけなくて、ストーリーもキャラが喋らなくて自分には向いてなく進みが超絶遅くなりました。世界観設定自体は面白いと思ったんですけどね。転職を全くしてないので、旅芸人がいらない子すぎてどう扱えばいいのかわからない状況で、ボス戦でわりと死にまくってます。だからといって今更転職なんてできないので、とにかくレベルを上げてラスボスに挑もうとしているところです。

これが終わればペルソナ4をやりたい。(発売日に勝ったけど未開封

・アプリの話

現在やってるアプリは、あんスタ、メルスト、FGOの3つです。あんスタはアニメのせいで再開してしまいましたが、再開した途端いまあるイベント形式は今回が最後ですとか言われて、いや、それなら今再開しなくても良かったのでは!と激しく思いました。メルストは過去ストをちょいちょい解放して読んでいってる状況で、ストーリーはまじで良作神作が多いと思うのだけど、それ以外のシステムが微妙に面倒くさくて深入りしない感じになっています。FGOは大本命。FGOの気に入ってるところは、拘束力がないところです。この期間中にこれをやらなきゃいけないというのが少ない。なくはないけどイベントストーリー自体は難易度薄いのでぱぱっとやれるし、あとは素材なのでぶっちゃけ取れなくとも致命傷にはならないんですよね。時間を拘束されるのって地味にストレスで、例えばあんスタも、ストーリーだけ課金したらゲームなしで読めますと言われたらそうしたいくらい。金を出してもいいので時間を取られたくない。つまりはソシャゲ向いてないってことなのですよね。でもストーリーは読みたい。面白いストーリーがあれば読みたい。私がゲームをやるのはこれにつきます。

・ゲームやりながら将棋観戦って最高ですね

ゲームやってる時は大体パソコンで将棋中継を流してます。今までゲーム実況or配信を流していたのが完全に将棋にとって代わった感じです。こういうのってどういえばいいのかわからない。音声だけラジオ変わりに聞いててほぼ盤面みてないのに将棋好きですというのも憚れるけど、中継はほぼ毎日見ていて棋戦情報もチェックしているのにも関わらず将棋好きというほどではないですというのも何か違う気がして。将棋中継観戦が趣味です、は間違ってない気がしますが。

ところで永瀬叡王の口から「薬屋のひとりごと」が面白いですなんて言葉が出てきた時は死ぬほどびっくりしましたね。王座戦応援してます。

 

 

 

9/12 読了本『夜に啼く鳥は』千早茜

 

夜に啼く鳥は (角川文庫)

夜に啼く鳥は (角川文庫)

 

 これはもうめっーーーーちゃ面白かった!個人的今期ベストでしょう。

文章も美しく恩田陸とか皆川博子(解説だった)さん系統の幻想的な話が好きな人は絶対好きだと思います。

不老不死というワードに惹かれて手にとったのだけど大正解でした。

始まりは遠い昔、海で見つけた赤子を神と祀りあげた村があり、その子・シラは死なない魚を食べたことから不老不死の一族の元祖となります。
時代は過ぎ、その一族は血族を絶やさないために近親婚を繰り返し、能力を持つものは少なくなりもはや絶滅しかかってたものの、その中でも性別を持たず少女のような外見のまま150年以上を生きている御先は同じ体質を持つ"四"と出会ったことがきっかけに里を出て、街で生きていくことに。

不死というのは永遠ではなく、傷を癒す"蟲"を継承していくことで受け継がれるものなのだけど、御先は蟲から過去の記憶も受け継ぎ、ある種達観しているような諦念してるような落ち着いた性格で、四はそれまで普通に生きて御先と出会うことで自身の体質を知るきっかけとなり色々あったものの御先とともに生きることになる。この二人のコンビも面白くて、四は御先を"おじいちゃん"呼ばわりするし、御先は四に対してだけは感情をあらわにすることがある。そんな二人が、いわゆる普通(?)の人々、虐待されてる少女だったり、死にたいが口癖の女子高生だったりと出会い関わることにもなるのだけど、彼ら視点から見た不死者たちの姿を見ることもできて面白い。

不老不死をテーマにした物語の大体は死ねない体を持つものの悲哀の物語であることが多いのですが、私にとって不死者はヒーローなので彼らが誰かと出会い影響を与えられたり救われたりする話は大好きなのです。そういう意味では、他の登場人物に関しては救われたりふん切りがついたりする描写があったものの、御先だけは今を生きてる感じがしなくて、もしかして、彼らにとっての幸せが死しかないにしても今後の彼らの道行が知りたい。これは続きとかはないんでしょうかね。
作者さんについて知識がないので何ともいえないけど、続編とか書いてくれるタイプなのでしょうか。できれば続きを読んでみたいです。

取りあえず、作者の他の作品も読んでみようと思います。

 

余談ですが、解説で皆川博子さんの年齢を知りびっくりしました。

文章って衰えないんですね。

 

9/7 読了本『裏世界ピクニック2果ての浜辺のリゾートナイト』宮澤伊織

 

裏世界ピクニック2 果ての浜辺のリゾートナイト(ハヤカワ文庫JA)

裏世界ピクニック2 果ての浜辺のリゾートナイト(ハヤカワ文庫JA)

 

 怪談やネット都市伝説の化け物たちが闊歩する裏世界に迷い込んだ女子大生二人組の活躍を描く第二弾。

1巻の時点では、怪談系ホラー色もかろうじてあったものの2巻からは出てくる化け物はマイナー勢となり私にとっては単なる見知らぬモンスター、またその世界を研究する組織的存在も出てきて完全にファンタジー的な立ち位置となりました。

人による都市伝説の化け物が具現化して襲ってる系の話はわりとあるのでこの作品がどういうオチの存在として結論づけるのかは(或は結論はないか)楽しみです。

女子大生二人組に関しては空魚→鳥子→冴月な矢印具合がぐっと強くなってきて、依存系は見てて怖いので大丈夫かと思いながら見ています。そういう意味では今回から登場したカラテカちゃんの存在には期待しています。また出てきてほしいな。

しかし、あんな組織があるんなら、主人公たち以外にも裏世界を探検してる人はいそうで、そういう人たちは出てこないのかなぁと思いつつ、続きが既に出ているみたいなので3巻も読みたいです。