■特に面白かった本



今月は、書籍とは別にweb小説系を結構読んでいた印象。
「転生付与術師オーレリアの難儀な婚約①」カレヤタミエ
web既読なのでそれ込みの感想になってしまうが、めちゃくちゃ面白かった。
田舎から王都に出てきて、突然、婚約破棄を言い渡され、住む家も何の伝手もなく、街に放り出され、何もない主人公が、一から人との繋がりを経て、仕事を探し生活していくことになる成長譚ファンタジー。転生者であっても、それで世界を変えていくといった大袈裟なことではなく、まずは身近なところから、自分が生きるために、人の力を借りて、少しずつその輪が広がっていく。恋愛に関してはも、今はまだ友人どまりでも、その関係性はすごく心地よくて先が楽しみになる。人との関係性を重視する生活系ファンタジーに思うので、魔ダリ好きな人とかとても好きなんじゃないかなと思う。
「魔術学園の落ちこぼれ令嬢が、ある日入れ替わってしまった件」すずきこふる
これも、すっごく面白かった。学園一イケメンで運動神経抜群成績優秀モテ男と地味で落ちこぼれで通っている主人公の中身が入れ替わってしまった話。魔術の事故で入れ替わってしまった二人は、それをまわりに知られないように約束するも、主人公の中に入った彼は、堂々とした振る舞いでまわりを圧倒するし、逆に彼の中に入った主人公は、急に真面目になったと訝しがられたり、基本的には、コメディーちっくな展開でとても楽しく読めた。個人的には、彼まわりのキャラがめちゃくちゃ良くて、これがこの一冊で終わってしまうのは勿体ないと思った。ぜひ続きも欲しい。
後、他作品をwebで見たが、「悪食鑑定リィナの平和な食事」がとても面白かった。こちらも書籍化すれば良いのに。男性キャラが良い感じに描かれるタイプの作家さんなので、TOブックスあたりから出して下さい。(そんなイメージ)
「さよならに取られた傷だらけ」斜線堂有紀
前から、ちょっとずつ読んでいた、私と先輩があらゆる世界で出会い何かしらの何かが起こるショートショート集。これがTwitterで連載されていたというのだから驚きなんてもんじゃない。面白かったんだけど、数が多すぎて、一つ一つに言及できないのがちょっと歯痒い。私と先輩に限らない話も読んでみたいとは思った。
「変な絵」雨穴
今月読んだ中では、断トツに売れてる&有名作品。世の中には、有名でめちゃくちゃ面白い作品もあれば、全然売れてないのにめちゃくちゃ面白い作品もある。なぜだ。
ブログに関わる不思議な絵の言及から、視点が変わり、子供の絵、殺害された男性が握りしめていた絵、それらが直接繋がっているわけではなく、事件の謎を解くキーになってる。なぜだかホラー作家のイメージがあるが、めちゃくちゃ本格ミステリー。
文庫派ですが、これからも追いかけていきたい。
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今回、ずっと読んでいたweb小説がこちら。
侯爵令嬢レベッカの追想 殺人事件の被害者になりたくないので記憶を頼りに死亡フラグを折ってまわります
タイトルがミステリーっぽいが、ミステリーではない、異世界転生やり直し系な話。
異世界で死亡→現代転生→前世を思い出すも事故で死亡→前世界の子ども時代に巻き戻ってしまう。そのため、現代知識を持ったまま自分の死亡を回避するため動き回ることになる。が、知識チートよりも主人公の元々の性格が破天荒気味なので、知識改革系というよりも、キャラの面白さが目を惹く作品となっている。私の好きな格言で、泣ける話を書くのは簡単だが笑える文章を書くのは難しいというのがあるんですが、会話のテンポが良くて、随所に笑える部分もあり、まじで文章が上手いと思わせる。
個人的に、ネックは、女主人公転生系でありながら、恋愛方面がほぼないということだけど、女の子にモテモテな主人公なので、逆に男性の人も楽しく読めると思う。ちょっとでも引っかかったら読んで欲しい。何と、書籍化もしてない。びっくりだった。
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多分、全然知られてない面白い作品というのはあるんだろうなとは思うけど、流石に、メインは紙の本なので、積極的に発掘は出来ません。
でも、面白いものはどんどん読んでいきたいので、web発掘者は頑張って下さい。
以下、読書メーターです。
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