空ゴト日和の庭

主に本とゲーム

4/1 読了本『エリザベス王女の家庭教師』スーザン・イーリア・マクニール

 

 女スパイ≪マギー・ホープ≫シリーズ第二弾。前回の活躍からMI‐5に抜擢され訓練所に通うことになるも、持久力に難ありと頭は良くても体力面にダメだしされ落第させられてしまう。しかし、王女が狙われているという情報があったため、マギーは王女の警護のため、表向きは家庭教師としてウィンザー城に赴くことになった。

今回も楽しかった!訓練所に関しては、そりゃ、普通の子だったのに体力的には無理に決まってるでしょうとしか思えなかったのに、マギーのやる気がすごすぎて、何がこの子をここまでかぎたてるのか。ここまで挫けないと正直見てて気持ちいいというか、やってくれそうな気がしてくる。そして、今巻では物語のメイン部分じゃないところで、えっまじで!という事実がさりげなく盛り込まれ、そして最後に、え、まじで、みたいなオチというか、衝撃の事実が投下されたので(しかも二段階的に)、続きが気になるというより想像の余地がありすぎて、物語の王道的なあらゆる何かを全て詰め込んでいるんじゃないかと思うマギーホープシリーズすごいです。

 色々あったものの、次回はとうとう敵国ドイツへ正式にスパイとして潜入するらしいので、スパイの何たるかを詳しく知らない私としては、向こうへ行って何するんだということと、大丈夫なのかという不安でドキドキ。最後に明かされたアレな情報からしてもマギーにとっても厳しいことになるだろうけど、次が楽しみです。