空ゴト日和の庭

主に本とゲーム

3/14 読了本『チャーチル閣下の秘書』スーザン・イーリア・マクニール

 

 ひたすら面白かった!

世界大戦中、アメリカ育ちながら愛国心の強いマギーは国の役に立ちたくて、だけど上司からは女であるという理由で首相のタイピストという位置までにしかいけず、歯痒く感じていた。そんな中、死んだと思われていた父親が実は生きていると知りそれを調べようとする。ロンドンでは空襲が激しくなり、ドイツの諜報員やIRAなどが水面下で動き始める中、マギーは、友人や父親のことなど個人的な悩みに忙殺されながらも、国家の陰謀に巻き込まれていく。

シリーズ女スパイの活躍する話、みたいな感じで、本屋の平台に置かれていたため気になって1巻目を読んでみたのですが、めちゃくちゃ面白かったです。恋や友情、家族のこと、政治のこと、暗号解読ミステリーから、アクションと色んな物が詰め込まれていてまさにてんこもり。前半はシェアハウスをしている友達たちとの交流がメインで、後半になると国家の秘密に触れつつ危険な目に合いながら一気に肉体アクション的なの雰囲気にすらなってきた。この巻の話ではまだスパイにはなっておらず、巻き込まれた形の話なので、次からどんな風に話が展開していくのか楽しみでならない。