空ゴト日和の庭

主に本とゲーム

2021年下半期まとめ

上半期の話はこちらから→2021年上半期の覚書

当初は一年にまとめようかなと思ったのだけど、面倒なのでやはり下半期だけでまとめることにしました。そんなわけで特に面白かった本たちです。

 

<読書編>

・「薬の魔物の解雇理由」桜瀬綾香

今期、私の琴線をドンピシャについてきた小説。強大な魔物と契約をしてしまい、思わぬ執着を受け、早く縁を切りたいと願いながらもその存在に圧倒されピリピリしながらも穏やかな日常を送る主人公と魔物の関係を描いた話。愛というより執着。男女の関係性など糸森環作品を思い出させたので好きな人は好きかも。

・「聖女ヴィクトリアの考察」春間タツ

霊の視える力を持ちながらその能力を疑われ神殿から追われている少女と、皇子であることを理由に命を狙われている青年が、王宮の謎を解き明かしていく話。この世界でもわりとチート身の高い能力の少女と物理が強い青年とのコンビの事件ものともいえる。大変好き。続きも欲しい。

・「詐欺師は天使の顔をして」斜線堂有紀

キノの旅&ミステリーみたいな話でした。いろいろな世界に飛ばされては殺人事件に巻き込まれて解決するはめになる。元々超能力詐欺をしていた青年が、当たり前に超能力がある世界に飛ばされてしまうところから始まる。ロジック自体も面白いが、個人的にはその世界特有の設定が面白い。現在1巻しか出てないけど続いて欲しい。

・「作家令嬢は舞踏会でロマンスを綴る~作家令嬢と書庫の姫①」春奈恵

内緒で小説を書いている貴族令嬢と本が好きな王女が出会い、王宮の陰謀に巻き込まれる冒険活劇&ロマンスもの。昔懐かしき王道の香りが漂っていて、個人的には男女が今の段階では恋愛未満なところで、ここから少しずつ近づいていくのねと思うとにこにこしながら見守ってしまう。

・「茉莉花官吏伝 十一」石田リンネ

私が今最も楽しみにしているシリーズ茉莉花官吏伝シリーズ第11巻目。今回は傭兵学校に潜入というめちゃくちゃ面白そうな導入である。前段階として今まで縁のあった国々から協力を得て完璧の偽装ぷりで潜入。そして相変わらずの有能っぷりが見ていて清々しい。珀陽との関係も茉莉花の心の支えになっていてそこも見ていて大変落ち着く。ここからどうなるかますます楽しみなシリーズです。

 

<それ以外の話>

読書以外だと、今期はワートリ、吸死(吸血鬼すぐ死ぬ)、FGOにがっつり嵌ってました。ワートリ、FGOは前からですが吸死はアニメから入って漫画全巻買い、本誌を追うことになるという嵌りっぷりでした。

読書メーターによると2021年に登録した冊数は117冊。多いのか少ないのか、ここら辺はあまり気にしなくなったけど、目の前にある積読は気になります。思えば、本以外に頭を割くことが増えてきた気もします。そうはいっても昔からアニメ・ゲームは好きだし、それは”物語”であることが多いので一概に変わったとも言い難いのですが。読む冊数は減っていても、それなりに新しい本との出会いも多いし、これからもまったり読んでいきたいです。

 

最後まで本のリンクをどうするか迷って、結局上半期に揃えて埋め込みなしで、下に貼ることにしました。表紙とか詳しいあらすじとか気になる人は下記リンクからどうぞ。

 

折角なので上半期覚書に上げたものも

 

ところで、ここまで見たなら特に有名じゃない上に今手に入るかはわかんないけど、私おススメも見ていって

神がまじ神って感じがしてサイコー