2021年3月読了本まとめ

3月の読書メーター
読んだ本の数：16
読んだページ数：5345

人類最強のヴェネチア
読了日：03月31日 著者：西尾 維新
豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件 (実業之日本社文庫)
読了日：03月26日 著者：倉知 淳
見習い鑑定士の奮闘-京都寺町三条のホームズ(8) (双葉文庫)
読了日：03月24日 著者：望月 麻衣
贋作師と声なき依頼-京都寺町三条のホームズ(7) (双葉文庫)
読了日：03月23日 著者：望月 麻衣
事なかれ令嬢のおいしい契約事情 ~婚約破棄をされたら、王太子殿下とごはん屋をすることになりました!?~ (一迅社文庫アイリス)
読了日：03月22日 著者：しっぽタヌキ
陛下、心の声がだだ漏れです! (ビーズログ文庫)
読了日：03月21日 著者：シロヒ
悪役令嬢の華麗なる王宮物語-ヤられる前にヤるのが仁義です- (ベリーズ文庫)
読了日：03月20日 著者：藍里 まめ
新緑のサスペンス-京都寺町三条のホームズ(6) (双葉文庫)
読了日：03月18日 著者：望月 麻衣
航路(下) (ハヤカワ文庫SF)
読了日：03月16日 著者：コニー・ウィリス
人生(魔生?)諦めてたら美形(達)にロックオンされて逃げられない件について (メリッサ文庫)
読了日：03月13日 著者：桜月
人類最強の純愛 (講談社文庫)
読了日：03月09日 著者：西尾 維新
異世界から聖女が来るようなので、邪魔者は消えようと思います2 (角川ビーンズ文庫)
読了日：03月08日 著者：蓮水 涼
二宮ナズナの花嵐な事件簿 京の都で秘密探偵始めました (角川文庫)
読了日：03月07日 著者：望月 麻衣
シャーロキアンの宴と春の嵐-京都寺町三条のホームズ(5) (双葉文庫)
読了日：03月05日 著者：望月 麻衣
ミステリアスなお茶会-京都寺町三条のホームズ(4) (双葉文庫)
読了日：03月03日 著者：望月 麻衣
小早志少年と売れない名探偵 (ポプラ文庫ピュアフル し 4-1)
読了日：03月02日 著者：愁堂 れな

読書メーター

3/22 読了本『事なかれ令嬢のおいしい契約事情』しっぽタヌキ

事なかれ令嬢のおいしい契約事情　～婚約破棄をされたら、王太子殿下とごはん屋をすることになりました!?～【特典SS付】 (一迅社文庫アイリス)

 面白かった！

婚約破棄され、両親に勘当され、行き場を失くした主人公が、王太子に拾われて、とある潜入捜査の目的のためにごはん屋の経営を手伝うことになるという話。料理ものが苦手な私としては、あらすじだけだとどうかと思っていたのだけど、シナリオというよりキャラが面白いやつだった。

ヒーローヒロインの恋愛がどうこうよりも、個人的にはジェラルドというキャラが面白くてとても楽しく読めた。王太子補佐官で王太子好き好き人間で、ことあるごとに王太子と仲良くする主人公に敵対心？を向けるのだけど、この手のタイプって、一歩間違えれば危険な奴になりかねないのに、実はめっちゃいいやつなワンコロのイメージが目に見えて（これはイラストの大勝利）ひたすら可愛いのだ。主人公がデートに誘われたときも、俺も行きたいのにおまえだけズルいと言わんばかりに態度で拗ねたり、何なら、王太子を間に挟んだ、主人公とジェラルドの関係性がめっちゃ好きでたまらない。

この作者様は初読みなんだけど、キャラ造形が好きなタイプだなと思った。続きがあるならぜひ読みたい。

3/7 読了本『二宮ナズナの花嵐な事件簿』望月麻衣

二宮ナズナの花嵐な事件簿 京の都で秘密探偵始めました (角川文庫)

表紙が美麗で手に取ったけど、最高に面白かった。作者の作品の中じゃ一番好きかもしれない。というか、こういうのがいいんです。ホームズの方は私には大人し過ぎるというか落ち着きすぎていて、こいう少女漫画なノリのぶっ飛んだ作品は大好き。

北海道の田舎から京都に夢見て転入した主人公は、実は地元じゃその強さから怖れられる存在だった為、今度こそ大人しい普通の女の子を目指そうと思っていたのに、早速クラスのヤンキーに囲まれたり、その現場を見ていたいけ好かないイケメンに警戒されたり、学園の闇を暴こうとする探偵に脅されてコンビ組まされたりと一筋縄ではいかない学園生活を送るはめになるラブアクションもの、みたいな感じでした。

とにかく、主人公の女の子が強い。かっこいい。今まで怖れられていたため、初めて女の子扱いされたことにキュンキュンする一面もある中、メインはやはり不良たちとのバトルだったかもしれない。昔の作品のリメイクというだけあって、すごく一昔前の漫画感があるのだけど一周回って新鮮だった。中の折込チラシに"新シリーズ始動"という煽り文句があったのだけど、シリーズになるんだろうか。あまりあとがきからそんな雰囲気は感じられなかったけど、続いてくれたら嬉しい。その際はぜひ、ちゃんとした恋の話の続きが欲しい。あの終わり方はいかにも続かなさそうに思えてしまったので続くとしたらどうなるのか楽しみだ。

2021年2月読了本まとめ

2月の読書メーター
読んだ本の数：17
読んだページ数：5095

2.43 清陰高校男子バレー部 代表決定戦編 2 (集英社文庫)
読了日：02月28日 著者：壁井 ユカコ
2.43 清陰高校男子バレー部 代表決定戦編 1 (集英社文庫)
読了日：02月27日 著者：壁井 ユカコ
ゆきの山荘の惨劇: 猫探偵正太郎登場 (光文社文庫)
読了日：02月25日 著者：柴田 よしき
王女殿下の憂鬱 ドＳな魔法騎士と花嫁修業 (一迅社文庫アイリス)
読了日：02月23日 著者：小柴 叶
出戻り(元)王女と一途な騎士 (フェアリーキス ピンク)
読了日：02月23日 著者：イチニ
2.43 清陰高校男子バレー部 2 (集英社文庫)
読了日：02月22日 著者：壁井 ユカコ
うちのあやかし、腐ってます。: 古民家に住むBL漫画家のスローじゃないライフ (アルファポリス文庫)
読了日：02月21日 著者：柊一葉
2.43 清陰高校男子バレー部 1 (集英社文庫)
読了日：02月19日 著者：壁井 ユカコ
ひたむき姫のひみつの恋 目指すは、美貌の王女様! (一迅社文庫アイリス)
読了日：02月18日 著者：こる
悪役令嬢に転生したら姐さんと呼ばれて親しまれています (コスミック文庫α)
読了日：02月17日 著者：鳴澤うた
異世界から聖女が来るようなので、邪魔者は消えようと思います (角川ビーンズ文庫)
読了日：02月16日 著者：蓮水 涼
無貌の神 (角川文庫)
読了日：02月15日 著者：恒川 光太郎
デリバリールーム
読了日：02月13日 著者：西尾 維新
津波の霊たち: 3・11 死と生の物語 (ハヤカワ文庫NF)
読了日：02月08日 著者：リチャード ロイド パリー
十三歳の誕生日、皇后になりました。4 (ビーズログ文庫)
読了日：02月07日 著者：石田 リンネ
帝都つくもがたり 続 (角川文庫)
読了日：02月04日 著者：佐々木匙
猫に嫁入り ~黄泉路横丁の縁結び~ (小学館文庫キャラブン!)
読了日：02月02日 著者：沖田 円

読書メーター

2/21 読了本『うちのあやかし、腐ってます』柊一葉

うちのあやかし、腐ってます。: 古民家に住むBL漫画家のスローじゃないライフ (アルファポリス文庫)

 カズアキさんの表紙が美麗で気になった作品なのだけれど、表紙のイメージ通りの内容でとても面白かった。

ＢＬ漫画家である主人公の元にいるのは同じくＢＬ好きのあやかし百狐。そんな二人の元にやってきた新しい編集者は霊感体質らしく、本来なら見えないはずの百狐の姿が見え、二人はこれ幸いと、ＢＬ漫画のための協力を頼むことに。しかし、主人公は編集者である彼のことが段々と気になってきて、というあやかし＋恋愛ものな話。

"ＢＬ漫画家"というワードはあれど、実質は男女の恋愛もの、しかもどちらも奥手で現代には珍しく？もだもだとしたかわいい恋の物語。そんな二人に豪を煮やし、発破かけるあやかし組の存在がとても良い。ただ、話の中心がどうしても人間組になってしまって、折角の美形百狐という存在があまりメインになりきれなくてそこはちょっと勿体なかったかなと。あやかし組がＢＬ談議に花を咲かすというシーンは面白くはあったけど、あやかし特有の能力を使ったバトルとか派手な話はあまりなく（多少はあったが）、そこをメインにすると別の話になりそうなので仕方ないとは言えど、この作品のヒーローである編集者さんが普通の人ではなくて、例えば祓い屋なんかだったら、もうちょいあやかし絡んだ話にもなったかなとも思ったり。話に出てきた神主のお兄さんは少し気になったけど、やはりそこを話にすると別の話になっちゃうかな。 

全体的に、特別な事件が起きるわけではなく、主人公が現実に仕事をしっかり持っている女性であるということから、あやかしものというよりは現実よりのリアルさを強く感じる内容で、これはこれで良いなと思えました。

2021年１月読了本まとめ

1月の読書メーター
読んだ本の数：8
読んだページ数：2673

航路(上) (ハヤカワ文庫SF)
読了日：01月28日 著者：コニー・ウィリス
悪役令嬢は『萌え』を浴びるほど摂取したい! (ビーズログ文庫)
読了日：01月14日 著者：烏丸 紫明
花琳仙女伝 引きこもり仙女は、やっぱり後宮から帰りたい (SKYHIGH文庫)
読了日：01月13日 著者：桜川ヒロ
聖女じゃないと追放されたので、もふもふ従者(聖獣)とおにぎりを握る (Mノベルスf)
読了日：01月12日 著者：夕日
小説家という職業 (集英社新書)
読了日：01月11日 著者：森 博嗣
なんでもない一日 (シャーリイ・ジャクスン短編集) (創元推理文庫)
読了日：01月10日 著者：シャーリイ・ジャクスン
姫使徒様のお気に召すまま 求む。理想のお婿様!? (一迅社文庫アイリス)
読了日：01月09日 著者：かい とーこ
転生したゲームの世界で崩壊フラグをへし折ります (フェアリーキスピュア)
読了日：01月04日 著者：夏目みや

読書メーター

1/29 読了本『航路（上）』コニー・ウィリス

航路（上）

 最近、これをずっと読んでました。荻原規子さんがいつかどこかで紹介されていていつか読んでみたいと思っていた作品。まだ上巻のみだけどとても面白かった。臨死体験を科学的に研究しようとする人たちの話で、ＳＦ小説と聞いてたので、近未来の話かと思ったらわりと現代的な話で、まともな人にはオカルト研究だと蔑まされたり、逆にとんでもオカルト学者からはすり寄られたりとする中、主人公は人為的に脳を臨死体験の状態にさせる実験に関わっていく。ここで、私が思い浮かべてしまったのは最近見たアニメの『イド』（人の深層心理の中に潜り込むという話）なんですけど、流石にここまでファンタジックではなかったものの、イメージ的にはずっとこれでした。臨死体験『ＮＤＥ』の中に潜り込むとそこは必ず同じ場所、同じ場面にいて、それが記憶の何に類するものなのか、現実世界において確かめていく。『ＮＤＥ』に潜るたびに話が進んでいき、そこがどこなのか調べていく様はゲーム的でもありました。その進み具合がとてもゆっくりで、まだよくわからない状態で上巻は終わっています。病院が舞台なので、臨死体験をした人たちとの交流も描かれており、そこで出会う人々との関係も面白い。

ここからどういった方向に話が展開していくのか、この作品において『ＮＤＥ』とは何なのか、続きも早めに読んでいきたいと思います。